ざつがみ

読まないでください

誰も読まない

一年ちょっと前、ブログでお小遣い稼ぎでもしようと思いたって、ワードプレスをちょっと勉強し、サーバも借りて、ドメインも取得して、ブログを書いていた。

仕事中に書いていた。

 

続かなかった。

弁護士らしく某声優さんのスキャンダルに絡めて法律コラムを書いたら少しハネたけど、別に嬉しくもなかった。

毎日くだらない芸能記事とかを書いて小金を稼いでいるブロガーの人たちのことをちょっと見下していた節があったけれど、あれはあれですごい気もする。

興味のないことや思ってもいないことを文章にするってしんどい。それに加えて、検索上位に表示されるために、SEO対策とかまでするなんて、信じられない。

 

僕はそこまでしてお小遣いは欲しくないし、そこまでして今の職場を離れたいとも思わない。仕事中に自由にブログが書けるくらいには自由な職場なのだ。

 

一方、自分の思ったことを文章にしたいという欲は、定期的に浮上してくる。

きっと、TwitterとかのSNSに張り付いているひとはそういうことなんだろう。でも、140文字では思考を書き下ろすにはちょっと足りない。人の反応が欲しいわけでもないから、フォローとかいいねとかいう機能も面倒である。まして、知り合いに読まれると思っていたら、きっと気取ったことを書いてしまう(余談だが、そういう意味では匿名であれSNSに本音なんてないんじゃないかと思う。)。

 

そういうわけで、誰も読まないという前提で、さして案も練らず、推敲もせず、だらだら書く場所を作ってみることにした。いつか自分で見返したら笑えるかもしれない。

誰も読まないわけだから想定する読者層なんていない。専門的な用語も気分で説明したりしなかったりするし、ジャンルもばらばらだ。こういう適当な感じじゃないとたぶん続かないし、ここまで適当な感じにしてもなお、たぶん続かない。続けることが目的ではないからいいのだ。

 

だから、これから頑張って書くんでよろしく!みたいなことは書かない。

頑張らないし、できればそっとしておいてほしい。

 

ただ、もしかすると、この世のどこかに、自分と似たようなことを考えている人がいて、そんな人が偶然たどり着いて読んでくれたら、少しだけ嬉しい。

あと、偶然読んでくれた人が可愛い女の子だったら、連絡してほしい。

 

uiro